ボーズ・ビー・アンビシャスの開講にあたり


この時代にあって、私たち僧侶は、今までの、そしてこれからの、自身の在り方と寺院の活動をどのように考え、展開していったらいいだろうか ――― この問いは、おそらく、宗派を越え、多くの僧侶の皆さんに共有されるのではないかと、我々青松寺「仏教ルネッサンス塾」スタッフは考えました。

そこで、10月18日の「第4回仏教ルネッサンス塾―お寺はこんなに面白い!」に先立ち、前日17日から18日にかけて、多くの僧侶の方々の参加を呼び掛け、仏教を、お坊さんを、お寺を、さらにいっそう元気にするために、それぞれが今抱えている問題、今後志す活動の展開などを話し合い、合わせてお互いの交流を深める場を設けたいと思います。

17日には、第4回仏教ルネッサンス塾のゲストである高橋師・秋田師に、上田塾長も参加し、ユニークな寺院活動で知られる両師の示唆に富むお話を聞き、全員でにぎやかに議論したいと思います。夜の懇親会では、今度はずっと打ち解けた雰囲気の中で「ホンネ」の話が出てくることを期待しましょう。

18日午前中は、前日の話し合いを踏まえ、午後の仏教ルネッサンス塾に参加する一般の方々への提言や会場での意見交換に向け、さらに議論を深めようと思います。
午後からの仏教ルネッサンス塾は、高橋、秋田両師のお話で始まり、前日からの参加者を含むパネルディスカッション、さらに一般参加の方々との質疑応答・意見交換を予定しています。

仏教にあるはずの、私たちにあるはずの、無限の可能性をともに開いていくため、どうか多くご参加をお願いいたします。

上田紀行塾長より

P1000814.JPG「こんなにもエネルギーに溢れたお坊さんたちがいる!」
未来に向けて志を抱く若手僧侶よ、宗派を越えてここに集い、仏教の新たな可能性を論じ合おう。活気のある寺を生み出すエネルギーと秘訣を分かち合おう。それが「ボーズ・ビー・アンビシャス塾」の目的である。
自分にどんなに意欲があっても、新しいことをはじめようとすれば「出る杭」と叩かれ、ならば穏便に済ませていれば、世間からは厳しい目が注がれる。しかしそんなジレンマから脱皮しないことには、仏教の未来はないのではないか。
私の尊敬するとびきり魅力的なお二人、高橋卓志師と秋田光彦師をお迎えし、なぜ二つの寺が全国に名をとどろかす活気のある寺となったのかの秘訣をうかがいたい。こんなやり方もあったのかと、目から鱗の落ちる話になることだろう。「ありがたい話」ではなく、本音で語り合い、未来へとつながる会にしたい。2日目には、参加者の中から「寺をこのように活性化する」プレゼンテーションを募り、お二人から厳しくも励ましに満ちたコメントをいただく機会も設ける予定である。
意欲ある若手僧侶。意欲はあるが現実にどう行動していいか悩んでいる若手僧侶。僧侶を一生の勤めとするか考えている若者。ボーズ・ビー・アンビシャス塾に皆さんを心より歓迎したい。

ゲスト紹介  

高橋卓志 師

jinnsann2221.jpgいのち・環境・生命倫理などをテーマに、永六輔校長、無着成恭副校長のもと、刺激的なゲストを毎月迎える尋常浅間学校を開設し、寺は檀家や若者たちで賑わう。また、チェルノブイリ原発被害者を支援するためのNPOを設立し、南北問題への取り組みやタイのHIV患者を支援するためにアクセス21を運営する国際派でもある。一方、所在地の浅間温泉を活かしてデイサービスセンターを運営したり、一昨年は「全国坊さんサミット」も開催。うちの寺は「皆の宗」が口癖の、魅力溢れる行動派である。高橋師の活動は今年2月に全国民放連制作の1時間ドキュメントで全国放送され、また日本民間放送連盟・テレビエンターテイメント番組部門で最優秀賞が贈られた。

神宮寺 御住職


秋田光彦 師

outenn1.jpg東京での映画プロデューサを経て大阪に帰った後、自寺をホール施設も兼ねたものに改装。ロビーからお墓が見渡せるホールで様々な劇団が講演を行うことで、多くの若者を吸引すると共に、そこを拠点として「いのち」を考えるさまざまな催しも実践している。様々なNPOがイベントを行なう他、寺自体もNPO的な側面を持つことをアピールしており、多くの人々を集めることのできる、強烈な企画力とメディア的なセンスを仏教と組み合わせることで、大阪に「応典院」あり、との評価を確立しつつある。

応典院 主幹


塾日程

【10月17日(金)】

14:00 受付開始
14:30 ◉青松寺方丈挨拶 / 上田紀行塾長挨拶
     ◉ゲストプレゼンテーション
     高橋、秋田両師の革新的な取り組みを紹介して頂くとともに、
     寺を輝かせ、地域を輝かせる秘訣を存分に開陳していただく。
     (司会・阿部光裕師:好国寺専門僧堂講師。全国曹洞宗青年会30周年実行委員会委員長)
     ◉講師による問題提起
     ◉ディスカッション
18:00 懇親会(質疑応答・自由討論)

【10月18日(土)】

8:00  朝食
9:00  プレゼンテーション
     各自の課題の確認、整理をして、今後の展開を考える。
12:00 昼食
14:00 第4回仏教ルネッサンス塾開講
     引き続き、一般の方々の参加を得て、
     「お寺はこんなに面白い!~21世紀の寺の可能性をひらく~」をテーマに更に議論を深める。

※17日のみの参加も可能です。

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参加要項

 【対象】  僧侶・僧侶を志す方
 【宿泊】  青松寺内にお泊りいただけます。
        他所へお泊りの方は宿泊所のご紹介もいたします。
 【参加費】 1000円
 【申込】  電話、またはメールにてご連絡ください。申込書を送付いたします。
        電話 )  03-3431-3087
        E-mail ) seisyouji@basil.ocn.ne.jp

会を終えて・・・参加者所感

5宗派、47名の参加で行いました。
日中のディスカッションだけでは時間が足りず、青松寺にいる鶏もそろそろ朝一番をつげようかという朝午前3時まで熱い語らいが行なわれたという。某青松寺スタッフは眠気に耐え切れず、その熱弁を子守唄にすこやかな眠りへと早々とついたのであったが・・・。参加された皆さんは、そんな眠気をものともせず(さすがに朝食時間は眠そうな人も・・・)引き続き翌日午前のディスカッション、午後の講演会へ。


・諸先生方のお話はきわめて興味深く、かつ自分でどこまでできるだろうかという可能性もともに考えさせていただきました。
・今回お話を聞いて、自分でできることを幾つか思いつきましたので、早速現在関わっている現場で実践していきたいと思います。
・色々な人達とお話しする機会を有難うございました。
・一泊二日があっという間に過ぎてしまいました。やはり宗派を超えた集いは良いですね。
・人生のテーマをこれから確立する若い僧侶のために、グループ討議などについて十分にディスカッションする時間をとるほうがより意義のある塾になると思います。

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