BBA‼ 11th.開催!!  

今回のテーマはずばり葬儀。
「葬式仏教」と揶揄されることの多かった日本の伝統仏教ですが、最近、僧侶不要の無宗教葬や葬儀そのものを行わない家庭が増加するなど、もはや「葬式仏教」でさえない、なんて批判もきかれます。社会の変化に伴って葬儀事情も大きく様変わりしようとしていますが、その渦中にあって我々はその変化をどの程度認識できているでしょうか?
また、社会との大きな接点である葬儀の場をどの様にとらえ、活用してゆけば良いのでしょうか?

今回、葬儀をテーマに考えるにあたり、葬祭カウンセラーとして全国の市民講座等から引っ張りだこの二村祐輔氏(日本葬祭アカデミー教務研究室・代表)を講師にお迎えします。
消費者の視点、葬祭業者の視点、そして仏教(界)に対し深く篤い思い入れと期待を持っておられる仏教徒としての視点、そこから繰り出される我々に対する熱いメッセージは、「葬儀」という儀式のみに留まらず、本当に多くを示唆し考えさせて下さること請け合いです。

日常的に葬儀を行っておられる方も、そうでない方も、この機会に宗派を超え「葬儀」について徹底的に考え、語り合ってみませんか?
そして「葬式仏教の可能性」を一緒に探ってみましょう!!
一人でも多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

ゲスト紹介  

【プログラム】
▶ 午前の部  二村祐輔氏による講演 「現代葬儀事情」
▶ 午後の部 グループディスカッション(選択テーマ:お檀家さん/供養/お布施/戒名)
▶ 全大会   
※終了後に親睦会がありますので、ぜひそちらもご参加ください。


二村 祐輔(ふたむらゆうすけ)氏

1953年生まれ、55歳。
日本葬祭アカデミー教務研究室 主宰/(有)セピア代表取締役。
都内葬儀社に約18年勤務。この間一般家庭から大規模な社葬に至るまで2千数百件の葬儀にかかわる。その後、葬儀コンサルタントとして独立。一般消費者に向けた葬儀セミナーや相談センターを運営し、寄せられたエンド・ユーザー志向をデータベースとして葬祭関連企業の業務コンサルティングを行っている。また高齢社会における現代葬儀の問題点や多様化などから葬儀業界全体の形骸化された事業傾向に警鐘をならしつつ、その検証、調査を行っている。
日本葬祭アカデミー教務研究室【http://www.jfaa.org/

■主な著書
「自分らしい逝き方」(2006年 新潮社新書)、「これからのお葬式」(集英社Be文庫)、「大往生の値段」(近代文芸社)、「お葬式とお墓の知恵」(生活情報センター)、「最新の葬式完全ガイド」(東邦出版)、
2007年「遺族のための葬儀・法要・相続・供養」(池田書店)好評重版中
2008年「家族のための現代葬儀大事典」(日東書院)最新刊

参加要項

 【日程】    2008年11月14日(金)友引 10:00~17:00 ※開場:9:30
 【対象】    青年僧侶、寺族
 【申込】    必須となります。下記参加申込よりお申込ください。
 【会場】    萬年山 青松寺(東京都港区愛宕 2-4-7)
 【参加費】   1000円 (希望者のみ別途:昼食代 800円、懇親会費 1000円)

会を終えて・・・参加者所感(一部抜粋)


Q.二村祐輔さんの講演はいかがでしたか?
P1000492.JPGゲストの二村祐輔さん・ 今まで気づかなかった視点。改めて供養等、営みについて発見があり考えさせられるきっかけとなった。
・ 私達が葬儀を執り行う上で、「説明責任」が重要であることを知りました。また、一般的な視点からの僧侶の姿をお聞きできて勉強になりました。
・ 言葉の意味の共有が大事ということが印象に残りました。葬儀という儀礼の持つ意味における説明責任。本当にそうだなと思いました。二村先生のキュートな感じにびっくりでした。
・ 葬儀の現状について色々知ることができ、とても面白く聞けました。色々な国や日本の地域などの葬送風景を見れたことも非常に良かった。
・ 現代の葬儀で一般の人が不安に思っていることの一端が分かって良かったと思う。日本人の精神文化に大きく寄与してきた仏教が、どんどん一般の人から離れていることに対して、僧侶としてどうするんですか?という大きな問いをいただいたと思います。
・ 戒名授与が受け容れられる習俗からの見地、‘供養(子供・養育)’の話は驚きすら覚えました。おぼろげな感覚として在った、葬儀へ寄せられる多くの関心が、二村先生の活動や講演内容からより強く感じることができた。
・ 宗教民俗学から分かり易く説き起こして下さり、またパワーポイントも多用して視覚的にも新鮮だった。特に宮家準の著書にある「人の一生と霊魂の浄化」の図を用い、供養を「魂の養育」と捉える考え方は興味深かった。ただ、「葬式」=葬儀+告別式という説明には違和感を持った。曹洞宗の葬儀の規定からも不自然だし、私の住む地方には告別式自体がないからである。
P1000490.JPG講演の様子・ 参考になる点が多々あり、勉強になりました。しかし本当に葬儀に仏教って必要ですかね?
・ 普段僧侶の視点からでしか周りを見れてなかったが、葬儀社、ホテル、檀家、僧侶など多方面の意見を知ることができた。
・ 儀礼の重要性とお布施をはじめとする言葉の説明責任の大切さを感じました。
・ 勉強になりました。事前に本を読み、非常に‘中立’的な方かと思いましたが、すごくお寺寄りの方だと分かりました。気さくなお人柄で嬉しかったです。
・ 儀礼の重要性を改めて痛感させられた。真宗ということと、僧侶という矛盾した存在である自分が、葬儀とどう関わることができるかを考えていきたいと思った。
・ 子「供養」育。これはキャッチーだった!わが宗派でも皆に聞かせたい。
・ とても分かりやすい。子供養育など目から鱗の話を聞けました。もう少しゆっくり聞きたかった。統計を出してなるほどと思うことができた。

Q午後のグループディスカッションはいかがでしたか?
【テーマ:お檀家さん】
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・ 色々な人の熱い思いをきけて本当に良かった。お寺・僧侶・仏教はすごいなと心から感じることができました。他の寺の人を巻き込んでやっていくことが、これから大切になると思いました。
・ 皆様の顔を見ながら意見を聞けて良かった。四つの事について話をすることが難しいので、もう少し絞って話したほうがまとまり易いのでは。
・ 宗派や地域にある違いがいかに大きいかを再認識した。「地域」が崩壊したのならば、寺院が核となって再構築したい。
・ 地域や宗教の違いを肌で感じることができ、勉強になりました。葬儀をしなくて言いという人を無理につなぐことへ活動するよりは、なんだか分からないけど葬儀をしなくちゃという人への説明や理解を深める活動が大事なのかなと思いました。葬儀の可能性・・・深められず、すみません。真宗の供養感が無いということに興味津々でした。面白かったです。

【テーマ:供養】
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・ 様々な僧侶の方々と意見交換することで、自分の宗派の在り方、寺の在り方ということを学び、改めて考えさせられました。
・ 葬儀に対する考えは、各宗派によって大きく違うことを改めて感じました。ただ、いままで葬儀をテーマに他宗派の人と話すことが無かったのでとても勉強になりました。
・ 葬儀以前からのつながりの大事さ。
・ 地域の人たちとの交流活動を色々なアイディアを持って積極的にされていて刺激になりました。
・ 浄土真宗では位牌や供養に関して教義と門徒の考えにズレが間々あり、それに悩んでいるという話を聞いた。また都市部における直葬の話は知識としては知っていたが、火葬場で買物から帰るようにお骨を持って帰ったという事例は衝撃的だった。しかし多くの方の共通認識では、僧侶と壇信徒との関係が普段から密接であれば多くの問題は解決するのではないかと思われた。
・ 意見が飛び交い、色んなことを知ることができた。浄土真宗の人と話すと「供養」ってなんだろうと改めて疑問を感じました。色んな教えがあるのだなと。
・ 皆さん真剣に考えていることが実感できました。留まるところ、お坊さんの魅力がいちばん大事!上田さん言われるところの‘突き抜ける魅力’

【テーマ:お布施】
・ 他宗の皆さんの考え方が沢山聞けたことが収穫でした。
・ 二村先生と一緒でラッキーでした。話し放しにならないようなフォローが欲しかった。

【戒名】
P1000507.JPG・ じっくりと語り合うことが出来て良かった。とても刺激になり面白かった。結論は出なくても有意義な話し合いの時間だったと思う。
・ 宗派を超えて色々な意見が聞けて良かったです。他宗の良いところも取り入れてみたい。
・ 自分は東京の大学に行ったり、宗門校に通った人より広い視野があるんじゃないかと思っていた。けれど、ディスカッションの中で全く知らないことが分かり、とても刺激を受けた。