プログラム

【日程】 2004年 5月29日(土) 友引

 9:30 受付開始
10:00 開講
10:30 第1セッション 「死に関わるということ」
       問題提起者:金子健彦氏(27歳・青年医師)
12:00 休憩
13:30 第2セッション 「僧侶としての自己」
       問題提起者:ラブガマ・ナーラダ師(34歳・スリランカ留学僧)
15:00 休憩
15:30 総括討論
       コーディネーター:上田紀行氏(仏教ルネッサンス塾塾長)
17:00 懇親会

※懇親会参加費:1000円

あなたを待っている私たちがここにいます!  
 (一般の若者・超宗派の青年僧侶たちの声)


第1セッション問題提起者 (27歳・医師・男性)

bba2kaneko.jpg私は仕事柄、人が病にかかり、病と戦い、死んでいく姿を、そして苦しみ悩む患者と家族の姿を、何度も見つめてきました。
しかし医者になりたてのときと比べ、患者や家族の苦しみや悩み、さらには死に対しても鈍感になりつつあり、そんな自分が嫌になることもあります。僧侶の皆さんは、我々と同じように、人の死に直面する機会が多いと思いますが、こういう感情をどう思いますか?


第2セッション問題提起者 (34歳・スリランカ僧侶・インド仏教科学生・男性)

bba2narada.jpg日本の仏教僧団において私が疑問に思ったのは、仏教にあまりにも無関心な日本社会で、僧侶である事に充実感を得られるだろうかということだ。一般の人々は身内の先祖供養以外、寺の行事には全く興味を持たない一方で、有るべき僧侶の姿を期待している。
しかし、人を満足させる僧侶になるためにも先ず「僧侶としての自己に満足できる僧侶」であることが重要なのではないだろうか。宗派や国家の垣根を超え、互いに交流できる場で、僧侶として如何に充実させるかを真から語るのが今後の課題だと思われる。


(25歳・環境理工学・女性)

私は、お坊さんのこと特別な人間とは思っていません。
だけど「お坊さん」って立場をもっと活かせることっていっぱいあるんじゃないかな?
場所があって、背景があって、仲間がいて・・・・。
すぐにでも新しいことが始められる環境じゃないですか?ラッキーだよな。
もったいないお化けに憑かれる前になにか始めてみませんか?


(26歳・僧侶・宗教学・男性)

なりたかった人。なんとなくなった人。なりたくなかった人。
いろんなお坊さんがいることでしょう。
でも、なってしまえば僧侶は僧侶。せっかくですから、僧侶になってよかったと思いたいものです。
ここに来れば、ちょっとだけでも胸を張って帰れるかも。
ボーズ・ビー・アンビシャスは、そんな場所でありたいと考えます。


(25歳・近代日本倫理思想史・女性)

どうして自分がここにいるのか説明できません。
突き詰めて考えるならば、御縁としか言いようがないのでしょう。
でも私には、ここに導かれてしまわざるを得ない「痛み」があります。そしてきっとこの「痛み」は誰もが持っているものであり、貴方の中にも確固として存在するものです。
だから貴方に分かってもらいたい。一緒に語り合いませんか?


(23歳・僧侶兼落語家たまご・男性)

お寺は、葬式、法事以外に一般の人達と関わりを持てない今の現状をどうやって打破するか?私がこれから坊さんとしてやるべき事は、一般の人に教えを示す事と同じように実践もしなければいけないと思います。坊さんが高見で物を申している間は、一般の人との溝は埋らないと思います。ただ、こんな事を言いますと、坊さん同士から圧力をかけられ、若いくせに生意気だなんて言われる。一般の人の意識改革より、坊さんの意識改革の方が、私は必要だと思います。二十一世紀なんですから。


(27歳・僧侶・男性)

仏教はひょっとしたら、宗教ではないかも知れません。
仏教は、あなたの生き方なのです。
人の生き方は、人によって全く異なります。しかし、我々には共通する正しい、善い生き方があるのです。それが仏教です。
あなたの仏教と私の仏教が出会う時、また新たな仏教が生まれ出る事を期待します。


(28歳・僧侶・心理学・男性)

bba2watabe.jpg私は、曹洞宗のボランティア団体に出入りしていたのをきっかけに出家しました。
そのこともあり、社会と人の心の関わりに関心があり、平和を仏教からどう説くかが私の課題です。
自分の中の怒りや欲望に触れる中で、不甲斐なさを感じるばかりですが、やる気のあるお坊さんと切磋しあいたいと思っています。


(26歳・寺務・女性)

bba2naradaokudasatoko.jpgあなたが夢中になれることはなんですか?あなたの思いはどのようなものですか?
これまでの何十年の歳月の中で積み上げてきたあなたらしさの中に「お坊さん」として生きていくために活かせる宝物がたくさんあるはずです。
その宝物探しをたくさんの仲間達と一緒にしてみませんか?そしてその宝物の分け前を私たちにも下さい。
きっとみんながハッピーになれるから。

参加要項

 【対象】  青年僧侶、または僧侶を志す方
 【参加費】 500円
        ※希望される方は、懇親会参加費(1000円)、お弁当代(700円)が別途必要です。
 【申込】   申込みフォーマットからお申込みください。
        ※申込みフォーマットが開けない方のみ、電話またはメールにてご連絡ください。
        電話 )  03-3431-3087
        E-mail ) seisyouji@basil.ocn.ne.jp
 【締切】  5月29日(金)

会を終えて・・・参加者所感

6宗派40名が参加して行われました。
【写真】
①お坊さん兼落語家たまごによるお坊さんをテーマにした落語。ワークに入る前にみんなでひと笑いして場を和ませます。
②金子医師より「死に関わるということ」というテーマで、同じく死に関わる立場であるお坊さんへの問題提起がありました。ここでは、主観的・客観的な死、そしてお坊さんとしてどのように死そして生前からの関わりを持っていくのかということについて、一人ひとりが日々の自己をふりかえりながら具体的に話をしました。
③スリランカの僧侶であるナーラダ師より、「僧侶としての自己」というテーマで、スリランカにおける僧侶の社会的役割、在家信者との関係などについての問題提起がなされ、僧侶として生きていく自己を初心にかえって一人ひとりがみつめました。
④会は、三人組のワークショップ形式で行い、一人ひとりが自分の考えを存分に言える場作りをしました。
⑤仏教ルネッサンス塾の塾長である上田紀行氏が、参加者全員と僧侶・仏教についてのワークを行いました。


・ディスカッションしていくうちに新しいことを発見して、自分自身の僧侶というものへの固定概念が180度かわったように思います。ほんとうに衝撃でした。
・在家からの視点で僧侶像に対して問題提起をされていて良い刺激を受けた。
・このようなディスカッションを踏まえながら活動していけばよい答えが見つかるのではないだろうか。



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