BBA!!5th. 著書を捌く 第2弾!  

prof.jpg今回はゲストに比較宗教学者の町田宗鳳氏をお招きします。
氏の閉塞した日本仏教への大胆な提言を通じ、僧侶として我々一人ひとりがどのように感じ、そしてどのように歩んでいくのか、参加者のみなさんでディスカッションをしたいと思います。
11月2日ぜひお集まり下さい。

町田宗鳳氏
1950年京都市生まれ。14歳で出家。臨済宗大徳寺で修行し、34歳で渡米。ハーバード大学にて修士、ペンシルベニア大学にて博士号取得。比較宗教学者。著者に『前衛仏教論』『狂いと信仰』等多数。
URL:http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/soho/

町田宗鳳氏の『前衛仏教論』

前衛仏教論.jpg『前衛仏教論』
仏教といえば、「葬式」「法事」「お墓」など、死者のイメージがつきまとう。あるいは意味不明のお経、丸もうけする坊主・・・およそ普通の日常とは縁がなさそうだ。しかし、仏教は本来、宇宙に遍満するあらゆる<いのち>を慈しむ。私たちを生き難くするあらゆる束縛から解き放ち、のびのびと今を楽しむ自由な自分を取り戻す道であるのだ。本書は、20年の長きにわたり仏道修行を積んだ後、海外で比較宗教学を修めた破天荒な宗教学者が、閉塞した日本仏教への大胆な提言を交え、その思想としてのおおらさかさを再発見する試み。
(ちくま新書・背表紙より)

※町田宗鳳氏の著書『前衛仏教論』(ちくま新書)を事前にお読みの上、お集まり下さい。

わたしの「前衛仏教」  

ボーズ・ビー・アンビシャス!5th.企画スタッフの一人ひとりの「前衛仏教」です。
あなたの前衛は?

飯島さん(真言宗・僧侶)

私にとっての前衛仏教とは、僧侶であることの自覚と誇りを素直に具体的な行動に移すこと。
第一歩を出さなければ何も始まらないし変わらない。
狭い歩幅でも歩み続ければ必ず至れると 本気で信じています。


飯塚さん(真言宗・僧侶)

個人の感じる危機感と感性を信じ突き進む。
前衛とは適時には理解してもらえない。孤独感にさいなまれ、それでもなおかつ求め行く。
もがき苦しむそのものが前衛なのか。それともその後に現れるものなのか・・・・
分かってくれる人は少ないのさ。気づいた人は少ないのさ。
犀の角のようにただ一人行く。
 
小川さん(浄土宗・僧侶)

前衛って何だ? 現代的? 過激? 改革? とにかく、古くからある何かを変えていくってことのようだ。でもなぁ、お寺の世界で生きていくって結構大変。出る杭になりたくないし…。でもなぁ、このままじゃ、お先真っ暗な気はするんです。そんな現実と理想の狭間から私なりの前衛を考えてみたいです、みなさんと。
 
金子さん(医師)

毎日毎日が同じ事の繰り返し。朝起きて、仕事して、夜寝て。
三度の飯が楽しみだったけど、最近太っちゃって、楽しんでばかりもいられない。
でも最近ウォーキングを始めた。
今まで電車に乗っていたところを歩いていると、いつもと景色が違い、新たな発見がある。
一歩ごとに新たな発想に近づいていく気がする。
だから今日も、前衛を目指して歩く。
 
齊藤さん(日蓮宗・僧侶)

正直に自分自身と調和しようと試みるとき、我々はいつでもみな前衛に立っているはず…。
まず我々の内部にある「敵」に気づこう。そして自己を調和させ、統合させてゆこう。
閉ざされた塩漬けの常識を壊し、自己の殻を破ってゆこう。
生きとし生きるすべてのものへの慈愛、生命への畏敬の念を魂の内から呼び戻そう。
自己を生きよう。
これこそ前衛。

渡辺さん(浄土真宗・僧侶)

ありふれた日常だと思っていたものが、輝きを持ってくる。
私のやっていることに無意味さを感じていた自分を少し前に出そうとする力がちょっと湧いてくる。
そんなものかもしれない。でも侮るなかれ!
そんなものの中にこそ本当に大切なものが隠れているのかも…
自ら歩もうという一歩。それが私の前衛。

参加要項

 【日程】    2005年11月2日(水)10:00~17:00
 【対象】    僧籍を有する者・寺族(坊守/寺庭婦人)
 【参加条件】 町田宗鳳氏著『前衛仏教論』(ちくま新書)を事前にお読みの上お集まり下さい。
 【参加費】   500円
          ※お弁当代(800円)、懇親会参加費(1000円)は別です。
 【申込】    電話、またはメールにてご連絡ください。申込書を送付いたします。
          電話 )  03-3431-3514
          E-mail ) seisyouji@basil.ocn.ne.jp
 【問合せ】  ボーズ・ビー・アンビシャス事務局(青松寺内)
 【会場】    青松寺観音聖堂(東京都港区愛宕2-4-7)

会を終えて・・・参加者所感

Q.参加動機は?
bba502.jpg・動けば、変わると信じているから。
・寺院のあり方、僧侶のあり方について考えているから。
・宗派を超えたところで問題意識が共有でき、今後もそのような繋がりが持てたらと思い、今回も参加します。
・お寺を変えていきたい、でも、何をしていいのかわからない。そのきっかけにでもなれば、と思って参加させていただきます。
・宗派や年齢、肩書きを超えて同じ問題意識を持つお坊さんたちと会うのは楽しい。
・名前がグー。超宗派で熱い僧侶と話をしたかった。
・様々な「志」ある僧侶との交流を求めての参加希望です。素敵な出会いにワクワクしながら当日は上京したいと思います
・前回参加して単純に楽しかったから
・これからの時代の仏教、そして僧侶のあり方を真剣に考えられている皆様のご意見を伺い、そして自分自身の道を見出してゆきたいからです。
・宗派を超えた僧侶の方々と意見交換でき、いつもとても楽しみです。
・参加させていただきながら様々なあり方を習い、自己研鑽して行きたいと思います。
・今後の日本仏教の行く末に関心を持つ為。

Q.コミュニケーションワークはいかがでしたか?
bba503.jpg・緊張しました。
・少しでもたくさんの人と話す機会をつくってくれるのはグッド
・職業柄か皆さん「話し上手」で「聞き上手」なのでとてもスムーズに進んだことに感心しました。
・時間的にすこしせわしなかった気がしました
・心をほぐす場を活性化するという点で最適なワークでした。寺院でも取り入れたいと思います。
・心がほぐれました
・見た目にはとっつきにくそうな人でも話せばみんな物語をもっていると痛感した。。
・きっかけをつくる経験となり、学ばせていただきました。
・照れくさかったけど面白かったです。

Q.セッションはいかがでしたか?
bba504.jpg・観念を話す人が多い。具体的な話が聞きたかったなぁ
・一冊の本を読んで、それぞれ思うことや視点が違って、色んな意見を伺うことができ勉強になりました。話すことの大切さを知ったように思います。
・頭フル稼働でした。自分の思いを表現するというか、実験したらいいという先生のお話し、とても勇気付けられたように思います。ワクワクしていいんだ!と。最近企画を考えるにも、はじめワクワクでも、そのうちにそのワクワクを忘れることがあったりしてがんばろう!と思う今日この頃です。
・過去・現在・未来と考えて、自分を見つめなおすのに良かったと思います。思いがけないことも自分が考えているのだなぁと思ったし。
・他の人の意見が聞けて参考になりました。自分と他の人との考え方、捉え方の違い
・テーマとしてそれぞれ皆が考えている部分が前衛ということだという認識を持ちました。
・やはり熱かった
・人それぞれの意見があり、時には反論などが出て話が熱くなりましたが・・・でもやはりここ「BBA]に集まるお坊さんはそれぞれ意志とプライドを持った人ばかりなので。。目指すものは同じなのかとも思えた。
・「前衛」とは既存の常識や固定観念にとらわれずに飛び出してゆくことだと思っております。それにつけても皆さんその勇気や意志と現実とのはざまで悩み苦しんでいる様子が察せられました。
・寺のつとめは脈々と連なる法の灯を守ることだと思います。しかし、その手法は、時代と共に変化してしかるべきだとも思います。寺を守るものとして寺檀がそれを理解して本来寺の在る姿は姿とし、多方面に理解の和を広げる旗手でありたい。

Q.今後話し合ってみたい事は?
・「自力VS他力」「禅VS念仏」のように日本仏教の教えの根本的な違いをはっきりさせたい(最終的には同じだと思うのだが)
・各宗の葬儀比較、檀家参加型葬儀
・ターミナルケア
・異宗派交流もありかと・・・。キリスト教や神道、イスラームとのやりとりも面白そう。新興宗教でもおだやかなら歓迎
・「死」「お葬式のあり方」みんなこのままではいかん!と思っているけれど、でも現実どうすればいいのか掘り下げて話してみたい。
・日本人の宗教観など   ・各宗派の行事

Q.ボーズ・ビー・アンビシャスに何を望みますか?
bba507.jpg・宗派を超えて話し合いができる場はとても大事だと思う。これかれも続けてほしい。
・総合僧侶のための学校
・これからも仲間に入れてくださいね
・今でもとてもすばらしい活動と思います。今後益々の発展を望みます。
・ある程度の固定メンバーでないと思索が深まっていかない気もしますが、それが閉鎖的な体質になるようだと困りますよね。常に風通しよく、でも仏教会に大きな影響力を持つような存在になると面白いですね
・本当にすばらし活動だと思います。今後も今回のよな質の高いワークになることを望みます。
・みんなが楽しめればそれ以外はありません
・程よい発見と継続性。
・今のまま。新しい人との出会い   ・これ以上は望みません

Q・どのような僧侶を目指していきたいですか?
・無理しないでも笑顔でいられる坊さん
・現代の問題に目を開けられる僧侶
・子供にもお坊さんをやらせたいといえるお坊さん
・社会とどう関わっていくかを前提として地域、福祉の総合拠点となる寺院を目指す。
・素のままで極悪でない人
・檀信徒以前に家族全員から尊敬され慕われる僧侶
・まわりの友達と元気にできる僧侶
・仏教を根っこ(根源的基盤)として滋養しつつ、世間との関わりを忘れることなく、絶えず人々の中での活動を続けて生きたいと思います。
・個として社会にどう問いを発するかをライフワークにする僧侶
・ずっと迷い悩み考え続けたいと思っています。
・あまり色々しがらみに捉われず真に役に立つこと、本当に楽しいことを追求していきたいです。
・勇気を持って真実を語れる坊さん
・よりそいができる僧   ・仏師僧
・気さくな僧侶   ・「いのち」に対し真剣に向き合う僧侶。
・人の「いたみ」のわかる僧侶   ・何でもできるスーパーマン。   ・気楽に話しかけてもらえる人

Q.自由にお書き下さい。
・ド緊張&頭フル回転な一日でしたが来てよかったです。新しいお友達もできたし・・・。こんな私じゃダメだと思いつつ、仏教に熱い皆様のお話をうかがうことができ勉強しなきゃなぁと。がんばりまっす。
・異業種交流もよさそうではありませんか・?医者・教師・タクシードライバー等等・・・自分でも努めていますが「僧侶に率直にもとめていること」聞きたいです。楽な温水につかっているとなまけます。
・将来一泊二日くらいの宿泊研修会のような活動ができればと思いました。
・仏教は死んでからのためではなく、生きている中でどれだけ心に入り込み、”○○の為”ではない自分自身の深い安心を与えるもの。そのための行動、生活だと思います。だからこそ”○○の為”が生きてくるのであって、自分自身と仏とに照らし合わせた行動が、時に日常の生活であり、時に前衛となるのかもしれません。まずは生活にどう生かすかかな。
・今回初参加でしたが、知的でジェントルマンな方が多いことに感銘を受けました。過密なスケジュールでしたが、ゆったりとした気分で一日過ごせて楽しかったです。反面もう少し突っ込んだ話もしたかったかな。
・他宗派の方の意見を聞き、なるほどと思うこともありました。今後自分が寺を守る立場のものとして糧となればと思います。
・生まれてきてよかった、生きていて良かったと自分の人生を肯定できる時が前衛仏教です。

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