仏教と色彩

sannga2901.jpgスリランカの学校で開校式のパレードで 持っていた旗も仏旗です。

お寺に旗が掲げられているのをご覧になった方は多いと思います。旗に気づかれると皆さん異口同音に「見慣れない旗ですが何の旗ですか」とお尋ねになります。仏旗といって万国共通の旗です。この旗には五つの色、青・黄・赤・白・黒が使われています。今回はこの色について考えてみます。

五色 

bukki.gif五つの色にはそれぞれ意味があります。
 その全てでお釈迦さまを表わしているのです。



五大色

意味
お釈迦さまの髪の毛の色

お釈迦さまの肌の色

お釈迦さまの血の色
お釈迦さまの歯の色
黒(薄茶) お袈裟の色


仏教の世界観と色
また、五つの色は仏教の見方では、この世を構成する五つの主要元素をさし示してもいます。

主要元素 はたらき
固さと保持

湿潤と集まる作用
熱さと熟成
動きと成長
黒(薄茶) 自由さと障りがないこと

お衣と五間色

sannzenn401.JPG仏教教団ではこの五つの色は華美な色とされ、各種の荘厳には使われましたが、鮮やさ故に、色欲に通じるため法衣には向かない色とされて来ました。
そこでこの五つの色の中間色である五間色(緋・紅・紫・緑・くりげ)が着用してよい法衣 の色として用いられてきたのです。 
私たちもお衣には純色ではなく壊色(えじき・壊れた色)を着ることを言い伝えられています。お衣の色にはこんな意味があるのです。